家事にも困るほどの肩のつらさ
「肩こりがひどくて」と、60歳代の細身の女性が来院されました。
初回の方ですので、まず時間をかけてお話を伺いました。肩がつらく、腕を上げにくいため、家事をする時に目線より上にある物を取ることができないとのことでした。
読書をする時の姿勢を確認
また、「読書が大好きで、日頃から本ばかり読んでいる」とのお話がありました。そこで、普段どのような姿勢で本を読んでいるか、実際にその姿勢を取っていただきました。
見ると、頭は45度以上前方に傾いています。しかも、一日に何時間もその姿勢で過ごされるとのことでした。
頭を前へ傾けた姿勢が長く続くと、首や肩、背中の筋肉には負担がかかりやすくなります。この方の場合も、読書時の姿勢が肩のつらさと関係する一つの可能性として考えられました。
肩だけでなく、その周辺とのつながりを見る
肩に症状があるからといって、肩だけを確認すれば十分とは限りません。首の向き、肩甲骨周辺、背中の状態、腕を上げる時の動きなども、無理のない範囲で確認します。
当院では、こうして分かったことをご本人に説明し、状態やご希望に合わせて、氣功・徒手技術(整体)・総合光線の中から施療方法を考えます。痛みを我慢して腕を動かしていただくことはありません。
日常生活の中に手がかりがあることも
施療院にいる時間より、ご自宅や仕事先で過ごす時間の方がずっと長いものです。そのため、読書、家事、仕事、睡眠など、普段の何気ない姿勢や動きに、身体の負担を考える手がかりが隠れていることがあります。
「肩こり」という言葉だけで判断せず、いつ、どのような時につらいのかを一緒に確認する。それが、当院がカウンセリングを大切にする理由です。
本記事は、実際に伺ったご相談内容を個人が特定されない形でまとめたものです。同じ症状でも原因や経過は異なります。また、腕が急に上がらなくなった場合や強い痛みがある場合は、まず医療機関へご相談ください。


